神舟捏造疑惑を解る範囲で色々いじってみる
「船外活動中に泡のような物がが映っている」
ということで、騒がれている神舟7号です。日ごろの信頼って大事。
解る範囲で色々書いてみようかと。風邪なので時間切れになったら明日に続きます。
断り書き
宇宙開発好きなので、真実側にバイアスが掛かっている可能性があります。
肯定側のコメント、否定側のコメントともに歓迎。
まずはロケット及び神舟7号自体の打ち上げ
といっても打ち上げ自体はNORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)の存在を考えれば捏造は不可能だろう。
NORADは直径10cm以上のデブリであれば発見して軌道決定を行う能力がある。
今回の神舟7号の大きさを考えると条件がよければアマチュア天文家でも観測できるのでは無いだろうか。
その状態で打ち上げましたー。と言っても一笑に付されるのがオチであるし、
・神舟7号と呼ばれる飛翔体が打ち上げられた
・地球周回軌道に乗った
・最終的に軌道を離脱して地上へ戻る
は真実として良いと思う。
続いて「本当に有人か?」
ノートをくるくると飛ばしている所が水中でなければ有人の可能性は高い。
自由落下を用いて無重力空間を作ることも出来るので言い切れない所ではある。
(よくあるプランだと数十秒なので不可能だが、3分継続させられるという記事も見てしまったので)
個人的には有人だと思っている。ただし、物証ではなく政治的な所から。
・地球周回・離脱に成功するにしろ失敗するにしろ、上記理由により、それをごまかすのは不可能
無人で上げた場合、失敗したときに人命が失われないという利点はあるが、だからといって「実は無人でしたー」と言うわけが無い。プライドもあるし、信用失うし。
それこそ、宇宙飛行士3人の口封じ(殺害)ぐらいはするだろう。
・で、あれば、実際に有人でやったからといって特に違いは無い。
(成功→生還 失敗→死亡はどちらでも変わらない)
後は軍人だから死亡に耐性がある。とか、現在の国民人気を考えると死者が出ても押さえ込める気がする所とか。
神舟7号で疑問とされている点を考察
動画を見た所、打ち上げ中の振動が言われていたのでちょっと検証。
検証に使わせていただいたのは以下の動画。CCTVのライブは見てたけどストリーミングの録画はやってなかったんだよね。
1分17秒(X+0sec):1分13秒の時点でカウントダウンは終わっているが、経過カウントを見る限り実際の点火は1分17秒か?
3分27秒(X+130sec):飛行士の映像が始めて映る(小画面)
この時点での速度、高度を画面のグラフから求める。
ちょっと薄いけど、1920x1200の画面でニコニコ動画を最大化し、グラフの終端を計ると
速度:約120pixel=約8000m/s(?)
高度:約135pixel=約200km
↑の動画中には映っていないがライブ中継より(画像では214kmだが、楕円軌道に乗って時間が経っているため。手元にある画像では近地点200.18kmとな)
ということで、この時点での速度、高度は以下の通り
速度:約28pixel=約1866m/s
高度:約33pixel=約48.8km
成層圏界面って所らしい。気圧は海面の約1/1000。空気抵抗は無いに等しいだろう。
これより先で振動が大きく無いのは、まぁおかしくは無いか。噴射の振動はある気がするが。
分離の振動はほぼ無いと見て良いだろう。SRB補助ロケットブースター(9/30修正)は爆発ボルトだけ。二段目にしても爆発ボルトと微速の逆噴射って所だろうし。
ちなみにスペースシャトルの場合、MaxQ(最大動圧=空気抵抗が最大になる一番ゆれる場所)は大体60秒後、高度10km、速度426m/sぐらい。
Space Shuttle Max-Q
そして
宇宙遊泳中の泡らしき物を検証するのがメインのはずだったのに時間切れというオチ。
明日時間取れれば続き書きましょ。といっても、まだ泡かどうか検証してないけど。
というかニコニココメントは「宇宙開発は知らないけど、中国憎し」で書かれてる感があるから、
宇宙開発を知っていれば普通な事にもツッコミが入ってたりするなぁ・・・
余り気にするのも何なんだろうが、見ると逆ツッコミをしたくなってしまうという。困ったものだ。