開発^3

Web開発、宇宙開発、ゲーム開発の3種類についてつらつらと

スペースシャトル(STS-119)打ち上げ予定

直にJAXAから和訳が出ると思いますが、NASAからSTS-119のプレスキットが公開されたので主な場所を紹介。
※天候等によって変更が入る事があります。
STS-119 Press Kit (5.3 Mb PDF)

STS-119

オービター:Discovery
打ち上げ予定(Launch window):Feb. 12, 2009 7:32 a.m. EST(日本時間2009年2月12日 21時32分)
2009/02/04更新:最低でも2月19日まで延期になりました。打ち上げ時刻も現状では未確定。
打ち上げ場所(Launch site):Kennedy Space Center Launch Pad 39A
ミッション期間:13日と18時間16分
帰還予定:Feb. 26, 2009 1:48 a.m. EST(日本時間2009年2月26日 15時48分)
積荷(Payload):S6トラス

ミッションに付けられたサブタイトルはFull Power*1
今回のSTS-119で最後のS6トラス(と付属の太陽電池パネル)を運び、これにてISSの基礎構造は完成となります。
これによって電力面では6人常駐への準備が整います。Full Powerの名前の通りですね。


今回のミッションワッペンはこれ。

  • 太陽電池パネルをトラス側から見た形(WAKATAの上が結合部。出っ張っている)
  • ISSの左端、黄色くなっている部分が今回取り付ける場所
  • 若田さんがいるので、日本モジュール「きぼう」には赤丸付けてみました
  • 星条旗と真ん中の濃い青の部分、白い星が17個(黄色い星は除く)これはこれまでの宇宙開発における事故で殉職した人を表す(アポロ1号の火災で3人、チャレンジャー爆発事故で7人、コロンビア帰還時の事故で7人)
  • 星条旗がシャトルへ繋がっているのはアメリカ合衆国民による長年にわたる支援と、アメリカ人宇宙飛行士はアメリカ全土を代表していることを表す

最後のはアメリカ的だねぇ(笑

乗組員

今回の乗組員にはSTS-72、STS-92に続き三度目のスペースシャトルミッションとなる日本の若田光一さんも。
若田さんは、現在ISSに乗っているSandra Magnusさんと交代し、日本人初の長期滞在搭乗員として3ヶ月間宇宙に残ることになります。


来年5月15日以降に打ち上げ予定のSTS-127にて帰還予定。

船外活動

船外活動は4回を予定。5日目、7日目、9日目、11日目と大忙しですね。
船外活動はSteave SwansonさんとRichard Arnoldさんが3回ずつ、Joseph Acabaさんが2回。
John Phillipsさんが中からロボットアームでお手伝い。


残念なことに今回のミッション中には若田さんが船外活動をすることは無いようです。
予定を見ると、3日目の時点(ISSへ到着した時点)で若田さんはSTS-119のクルーではなく、第18次長期滞在搭乗員としての扱いになるみたいですね。

*1:毎回色々付いているが殆どPress Kitの表紙にしか書かれなくて言及もされない。